原作はＮＨＫの朝のテレビ小説でも話題となった水木しげるさんの妻布枝さんによる自伝エッセイ「ゲゲゲの女房」。映画では、お見合いからわずか５日後に結婚したふたりの「夫婦」になるまでの歩みをユーモアいっぱいに描きました。目に見えない“妖怪“と”しあわせ“を信じて生きた夫婦を吹石一恵さんと宮藤官九郎さんが清々しく演じています。二人の間にはうっとりするような甘い言葉も、豪華な贈り物もありません。それでも夫婦の日常は、小さな歓びや笑い、苦しみや怒り、全てあってこそ成り立っていることを、ゲゲゲの夫婦は教えてくれます。昭和の貧しい時代を生き抜いてきた、私たちの親や祖父母の姿を思い浮かべて観て頂ければ嬉しいです。

欲望の果ての人間の哀しみを描く、極限のミステリー。韓国で大人気を博したウェブ漫画を韓国映画界の巨匠『シルミド／SILMIDO』のカン・ウソク監督が原作に惚れ込み映画化。作品賞や監督賞などを始め本年度の多くの映画賞を受賞し、韓国内で340万人の大ヒットを記録している。疎遠だった父の死の知らせを受け、ヘグクは山奥の村を訪れ、葬儀をすませるが、父の死因は明かされない。村人は、ヘグクをあからさまに警戒し、不審に思ったヘグクは父の死因を探り始めると、30年前の事件が浮かび上がってくる。果たして父の過去、村の秘密とは？飽くなき人間の業、欲望を巧みな演出、圧倒的なスケールで描くミステリーの傑作がまた一つ誕生した。

原作は「このミステリーがすごい！」第1位に輝いた志水辰夫の傑作小説。監督は、『顔』『闇の子供たち』など骨太な演出を得意とする阪本順治。製作は、松田優作作品や『ビー・バップ・ハイスクール』等の“生みの親”、黒澤満。そして主演は、『ビー・バップ～』での鮮烈なデビューから25年、本作で劇映画出演50作目を飾る仲村トオル。こんなにも男心を熱くさせる面々が結集して世に放つ、そして、女性にこそ観て欲しい純愛サスペンス！「君に会いたかった･･･。」12年前、愛を引き裂かれた街。再び戻ってきた男はすべてに決着をつけるため、陰謀に立ち向かう！永遠のヒーロー・トオルさんが魅せる“男の覚悟”に胸キュン必至です！