「ある夜、世界的な停電と共に全人類が消失した…。」
朝起きて出社しようかな〜と外へ出たら、世の中には誰もいなくて衣服だけが散らばっていたらどうしますか…? 怖いですね。すごく、怖いですね! そんな目に会ったのは「スター・ウォーズシリーズ」でアナキン役に大抜擢され、「ジャンパー」で一気にスターダムに登り詰めたヘイデン・クリステンセン。彼以外にも生き残った4人の人間達で、一体何が起こっているのか、どうしたら消えないで済むのかを必死で考えます。ヒントは、4人が“その瞬間”ローソクやライターなど光を身につけていたこと。 さあ、最後まで生き残るのは誰だ?! …あれちょっと電気消さないでよ…バチン。 |
国民的人気を誇るミステリー作家、東野圭吾の最高峰といわれる『白夜行』。
2人の主人公が出会うことなく物語が進み、にも関わらずその関係や事件の真相が浮かび上がる巧みな構成の原作を見事に映像化した重厚な作品に仕上がっています。どこか人間としての心を失った人物を、とてもリアルに堀北さんと高良さんが演じており、想像を絶する悲しみを込めた演技は必見。 また見どころの一つとして、笹垣刑事を演じる船越英一郎さんが、今までに見たことないほどの“抑えめ演技”を見せており、静かで愚直な男を好演しています。テレビでは観ることのできない「かつてない船越」も要注目。 日本映画史上に残る傑作サスペンス、ぜひ劇場で! |
大好評で迎えられた「午前十時の映画祭」。今年は新たに選ばれた50本が加わり、計100本の名作洋画がラインナップ。前の晩飲みすぎても映画ファンなら週1回は気合いで早起きだ。
今回の個人的な一押しは『荒野の用心棒』('64)。 畏れ多くも我が国の至宝、黒澤明の『用心棒』('61)をもろに盗作したイタリア製の西部劇。 盗んだ上にしかもニセモノ!? しかしこの傑作レプリカが世界的大ヒットになったおかげで今日の大スター&巨匠、クリント・イーストウッドが誕生したのだ。“スタイリッシュ”“超クール”といった言葉を文字通り体現した孤高のガンマン。 経年劣化を1ミリも感じさせないハンパないカッコ良さ、問答無用の面白さに驚け! |
2010年の東京国際映画祭の特別上映ではチケットが即日完売となり、一般試写会でのアンケート調査では作品満足度91%をとるなど、公開前から観客を唸らせている『イップ・マン 葉問』。
ブルース・リー、ジャッキー・チェンに次ぐアジアのアクション超スター、ドニー・イェンと、現在還暦超えの61歳サモ・ハン・キンポーの、大円卓上の激闘はみもの! またイギリス人ボクサーとの死闘では異種格闘技を堪能でき、身震いすること必至です! 本作の公開後動員5000人を超えると、2008年に香港アカデミー賞を受賞した、前作にあたる『イップ・マン 序章』公開という熱望キャンペーン実施中です。 劇場へのご来場お待ちしております。 |
我々はいつも平穏無事に幸福に生活して生きたいと願っているものですが、突如、それが破壊されたら人間ってどうなるのでしょう?
この映画はそれを映像表現の許す限りを尽くしてみせつけてくれる『愛のむきだし』の園子温監督が贈る大人の為の猛毒エンタテインメントです。 ある平凡な生活を送る熱帯魚屋の主人とその家族が同業者の男と出会った事により巻き込まれる、極限の体験が描かれます。人は生きている限りいつ何が降りかかってくるかはわからない…。 この映画を観た後、自分が今生きていることに感動できる、そんな作品に仕上がっています。あと、最近の日本映画に疑問を感じている人、飽きてきている人にもおすすめです、猛毒ですけど。 |
いつの間にか賞レースの常連となった演技派女優、ミシェル・ウィリアムズとイギリスの大スター、ユアン・マクレガー。2人の共演で贈るのは、女性にとっては衝撃のドラマ。
善良すぎない、でも悪い女じゃない、ただ少し寂しいから優しくしてくれる人には流されてしまう。まさか、情事の最中に夫と息子を自爆テロで失うとは夢にも思っていないから…。 9.11以降、数多くのテロ関連映画が作られてきましたが、初めて「ただの女性」「普通の母親」目線の作品の登場です。ちなみにタイトル『ブローン・アパート』は「張り裂けて粉々になった心」というような意味で、監督はリアルな女性の心情を描くのに定評のあるシャロン・マグアイア。 |
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