『ミレニアム三部作』を皮切りに世界から熱い注目を集めている北欧ミステリー映画ですが、その中でも異色の傑作エロティックスリラーが、『隣人 ネクストドア』です。本作は、２００５年の公開時、ノルウェーでは１７年ぶりとなるＲ指定を受け、物議を醸した作品です。ハリウッド大手の作品にはない、北欧独特のヒリヒリとした「痛さ」や「いやらしさ」が満ち満ちた作品です。このノルウェーの隠れた北欧ミステリーの傑作は、毎年渋谷で開催される北欧映画祭『トーキョーノーザンライツフェスティバル』で、発掘プレミア上映され、その面白さが反響を呼び、同監督の新作『チャイルドコール 呼声』との同時公開が実現しました！

トルストイの最高傑作を絢爛豪華に甦らせた本作。
この哀しくも美しいラブストーリーの一番の見どころは、ヒロインのアンナ・カレーニナと青年将校ヴロンスキーが許されぬ恋に落ちる舞踏会シーン。アカデミー賞受賞の華麗なドレス、シャネルから提供された１億８０００万円相当のダイヤモンド ジュエリー、美しい音楽に、世界的なモダンダンス振付師シディ・ラルビ・シェルカウイによる独創的なダンス。周囲のダンサーたちがストップモーションで止まる中、恋に落ちた２人だけが踊り続けるシーンは、思わず息を呑む美しさです。甘く切ないアンナの愛の行方、斬新な映像美、豪華キャストの競演─全てに圧倒される贅沢なひとときを、どうぞお楽しみください。

３ 月〜 10月、全国の映画館で歌舞伎が見られるって、ご存じですか？ それが《月イチ歌舞伎》です！ 明日３０日（土）より、中村勘三郎親子の豪快な毛振りが必見の『連獅子』と、落語が題材の『らくだ』の豪華２本立てで、スタート！ ４月には坂東玉三郎主演の『ふるあめりかに袖はぬらさじ』、５月『人情噺 文七元結』、６月『刺青奇偶』、７月『怪談 牡丹灯籠』と、バラエティに富んだ作品が続きます。他にも、ため息ものの美しさの舞踊『鷺娘／日高川入相花王』『京鹿子娘二人道成寺』、野田秀樹演出の大ヒット作『野田版 研辰の討たれ』『野田版 鼠小僧』も登場！毎月１週間ずつの限定上映です。ぜひ、映画館で歌舞伎を楽しんでください！