キューティー&ボクサー
12月21日(土)公開
監督 : ザッカリー・ハインザーリング
出演 : 篠原有司男/篠原乃り子
時間 : 1時間22分
配給 : ザジフィルムズ、パルコ
公開劇場 : シネマライズ ほか
こんな夫婦、最高だね。見ればなんだか元気になります!
2014年アカデミー賞ドキュメンタリー部門、最有力候補作。伝説の現代芸術家・篠原有司男。代表作は“ボクシング・ペインティング”。「ボクサー」は有司男、「キューティー」とはその妻・乃り子のことです。彼女は19歳のときに美術を学びにやってきたニューヨークで有司男と出会い、恋に落ち、結婚。そこから現在までつづく波乱の人生が始まるのでした。映画はNY在住40年の彼らの生活と創作を追い、芸術家夫婦の関係性と絆を浮かび上がらせます。これはまぎれもないラブストーリー。辛いことも悲しいこともある。お金はない。でも、一緒にご飯を食べる相手がいるって素晴らしい。こんな夫婦、最高だね。見ればなんだか元気になります。
永遠の0
12月21日(土)公開
監督 : 山崎 貴
出演 : 岡田准一 ほか
時間 : 2時間24分
配給 : 東宝
公開劇場 : TOHOシネマズ日劇 ほか
これは、戦争映画ではなく、壮大な愛の物語なのです!
いまや国民的ベストセラーとなった感動作『永遠の0』(百田尚樹著)が『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの山崎貴監督で映画化、遂に明日公開です! 既に公式サイトには、一足先に試写会でご覧になった方々の感動メッセージが多数寄せられています。歴史モノはちょっと苦手だったが、涙が止まらなくなったという熱い感想や、見終わって祖父母と話をしたくなったという若い方も。そう、これは、戦争映画ではなく、壮大な愛の物語なのです! 家族を愛し必ず生きて還ると誓った男が、なぜ特攻で帰らぬ人となったのか。その真実が分かる時、きっとあなたは涙するはず。数十年の時を超えてあなたに届く「愛」の物語を、ぜひご覧ください。
武士の献立
公開中
監督 : 朝原雄三
出演 : 上戸 彩/高良健吾 ほか
時間 : 2時間1分
配給 : 松竹
公開劇場 : 新宿ピカデリー ほか
年末年始だからこそ、心温まる映画をぜひ劇場でご覧ください!
和食は丁寧な下ごしらえとそれぞれの素材が絶妙なバランスで料理されないとおいしくはなりません。夫婦、家族も和食と同じで、一個人(素材)の集まりです。その前提でこの映画を見るとより一層夫婦の在り方や家族の存在が面白く感じられます。料理上手の年上女房、剣の道に生きたいが家を継がないといけない料理方の息子、ダメな息子を改心させたい親父、嫁の行動が気になる母親。それぞれが自分の考えや思いをただ貫くのではなく、「相手を思いやる心」を持つことで、ひとつの家族になっていく様をこの映画は見せてくれます。その様は劇中で数多く作られている料理と同じように。年末年始だからこそ、心温まる映画をぜひ劇場でご覧ください。
麦子さんと
12月21日(土)公開
監督 : 吉田 恵輔
出演 : 堀北真希/松田龍平 ほか
時間 : 1時間35分
配給 : ファントム・フィルム
公開劇場 : テアトル新宿 ほか
笑い、最後に涙がこぼれる冬にぴったりの作品です!
今年の冬、思いっきり笑顔になって、思いっきり涙してください。
ずっと離れてくらしていたお母さん。
麦子はそんなお母さんに素直になれず、「あなたのこと、母親だと
思ってないからー」と言い放ちます。それを最後に母は帰らぬ人に。
でもこの物語は、そこからが始まりなのです。麦子と一緒に母の故郷を旅して
笑い、最後に涙がこぼれる冬にぴったりの作品です。
ブリングリング
公開中
監督 : ソフィア・コッポラ
出演 : エマ・ワトソン/レスリー・マン ほか
時間 : 1時間30分
配給 : アークエンタテインメント/東北新社
公開劇場 : 渋谷シネクイント ほか
ファッション映画でもあり社会派映画でもある本作をお見逃しなく!
実話を基にした映画はたくさんありますが、これは10代の若者たちがセレブの家でブランド品を盗みまくるという内容。しかもそれは、貧しさによるものではありません。なぜなら彼らも高級住宅地に住む子供達だからです。ではなぜ盗むのか? 盗んだモノをfacebookに次々とアップして友達に見せびらかすその行動は、最近の日本で話題のニュースを彷彿とさせます。短絡的な彼らの思考回路は、若さだけではない、何かとても現代的な問題をはらんでいるのかもしれません。そしてアメリカでは、実際に事件を起こした彼らが今やセレブになっているというから驚きです。ただの実話モノにとどまらない、ファッション映画でもあり社会派映画でもある本作をお見逃しなく!
どれだけ文明が発達し料理が簡単になっても、江戸時代も今も料理をしている時の「想い」は同じです。「おいしいものを食べたい」「おいしいものを食べさせたい」。そこに負の感情はありません。本作品は代々続く料理方の家に嫁いだ年上女房が、両親の助けを借りながら料理が苦手な跡取り息子を一人前の料理人にすべく「想い」を持って奮闘する、実在した家族の物語です。そこに加え、家の威信をかけた一生一代の料理でお家騒動にざわめく加賀藩を救う壮大な物語にもなっています。人と人を料理がつなぎ、挫折や葛藤、そして喜びといったさまざまな感情と「想い」が詰まった味わい深い感動作をぜひ。鑑賞後、僕は料理をする人に感謝したくなりました。