父は家元
1月25日(土)公開
監督 : 高野裕規
出演 : 小堀宗実/坂東三津五郎 ほか
時間 : 1時間31分
配給 : フィルムボイス
公開劇場 : テアトル新宿 ほか
日本文化の真髄を浮かび上がらせる映画!
本作は430年の伝統を受け継ぐ遠州茶道宗家13世家元、小堀宗実の活動に密着取材し、茶道の芸術性とその背景にある日本文化の真髄を浮かび上がらせる映画だ。家元の次女、優子がナレーションを担当し、茶道の家族の実像が内側から語られる。長期間にわたり撮影された四季を背景に、流祖小堀遠州が作った庭園や城を描写。遠州流を貫く“綺麗さび”の美学が見る者の心を捉える。さらに都心の高層ビルの最上階に作られた茶室に、歌舞伎俳優の坂東三津五郎を迎えて開かれた茶会や豪華絢爛な大茶会などの様子を余すところなく撮影。そして財界人や文化人、職人たちへのインタビューにより、現代に息づく茶道の精神や“おもてなしの心”が語られる。
ゲノムハザード
ある天才科学者の5日間
公開中
監督 : キム・ソンス
出演 : 西島秀俊 ほか
時間 : 2時間
配給 : アスミック・エース
公開劇場 : TOHOシネマズ六本木ヒルズ ほか
「記憶の上書き」という斬新なテーマが話題急上昇中な本作!
ある天才科学者(西島秀俊)は、記憶を“上書き”されこの1年もの間、別人として暮らしていた・・・いったい誰が? なんのために記憶を“上書き”したのか? 彼は、正体不明の女性記者(キム・ヒョジン)に助けられ真実を追ううちに、彼の妻を装う女(真木よう子)と出会い―。なぜか彼を捕えようとする男たちから逃れながら、5日後すべての記憶が消えるその前に、謎を解くことができるのか―? 一瞬先も予測できない展開のアクション・サスペンス。主演・西島秀俊さんの熱演と「記憶の上書き」という斬新なテーマが話題急上昇中な本作! 映画ならではのハラハラドキドキをぜひ映画館で体感してください!
小さいおうち
1月25日(土)公開
監督 : 山田洋次
出演 : 松たか子/倍賞千恵子 ほか
時間 : 2時間16分
配給 : 松竹
公開劇場 : 新宿ピカデリー ほか
見た人の心を直に震わせる、切なくてミステリアスな物語です!
人間誰しも“秘密”を持っているもの・・・逆に“秘密”を持たない人間はいないのではないでしょうか。この「小さいおうち」は自分の中に眠っていた些細な秘密を、映画を見た人に気づかせるような、とても不思議な作品です。50年以上にわたって“家族の絆”を描いてきた山田監督が、初めて“家族の秘密”に迫った本作は、昭和初期を舞台に、赤い屋根の小さいおうちで奉公をする女中・タキの目線で繰り広げられます。タキの見たある“恋愛事件”・・・その真実を60年に渡って胸に仕舞い続けてきた彼女の真の意図とは・・・。小さいおうちに封印された“秘密”が60年の時を経て紐解かれます。見た人の心を直に震わせる、切なくてミステリアスな物語です。
ROOM237
1月25日(土)公開
監督 : ロドニー・アッシャー
出演 : ビル・ブレイクモア/ジェフリー・コックス ほか
時間 : 1時間43分
配給 : ブロードメディア・スタジオ
公開劇場 : シネクイント ほか
驚愕のミステリーをぜひご堪能ください!
≪伝説の恐怖映画『シャイニング』を徹底分析する≫非常に珍しく独創的な映画が誕生しました。5人のキューブリック研究家が、さまざまな視点から『シャイニング』に隠された謎を読み解きます。『シャイニング』の本編映像はもちろん、『時計じかけのオレンジ』や『2001年宇宙の旅』、遺作『アイズワイド シャット』までスタンリー・キューブリック監督全作品の映像を引用しています。まるで天才監督キューブリックの“頭の中”を分析するかのような画期的なドキュメンタリー。ホロコースト、アポロ計画、双子の姉妹、スティーブン・キングへのメッセージ、存在するはずのない窓・・・驚愕のミステリーをぜひご堪能ください。
エレニの帰郷
1月25日(土)公開
監督 : テオ・アンゲロプロス
出演 : ウィレム・デフォー/ブルーノ・ガンツ ほか
時間 : 2時間7分
配給 : 東映
公開劇場 : 新宿バルト9
20世紀最高の映像監督が生み出す『エレニの帰郷』をご堪能あれ!
『エレニの帰郷』の担当になり真っ先に思ったのは、かの有名なアンゲロプロス監督の作品を私は理解できるのかという事だった。そんな不安を拭うよう、心の奥底に眠った芸術美への興味を掻き立て、巨匠に挑戦した。“映像の詩人”が魅せる、壮大なシーンに印象的にのせられていく台詞たち。男女の心の内を正直に描き出し、半世紀に及ぶ時代の旅へと引き込まれた。難しくない、そこに生きる人々、寂しく美しい鮮やかな雪景色、悲鳴にも似た風の声、五感全てを使ってみるだけだ。2時間7分――魂との戦いだった。喜びと同時に“生きる”事の意味を噛みしめた。皆さんもぜひ20世紀最高の映像監督が生み出す『エレニの帰郷』をご堪能あれ!
和食は丁寧な下ごしらえとそれぞれの素材が絶妙なバランスで料理されないとおいしくはなりません。夫婦、家族も和食と同じで、一個人(素材)の集まりです。その前提でこの映画を見るとより一層夫婦の在り方や家族の存在が面白く感じられます。料理上手の年上女房、剣の道に生きたいが家を継がないといけない料理方の息子、ダメな息子を改心させたい親父、嫁の行動が気になる母親。それぞれが自分の考えや思いをただ貫くのではなく、「相手を思いやる心」を持つことで、ひとつの家族になっていく様をこの映画は見せてくれます。その様は劇中で数多く作られている料理と同じように。年末年始だからこそ、心温まる映画をぜひ劇場でご覧ください。