太陽の坐る場所
10月4日(土)公開
監督 : 矢崎仁司
出演 : 水川あさみ/木村文乃 ほか
時間 : 1時間42分
配給 : ファントム・フィルム
公開劇場 : 有楽町スバル座 ほか
初めて語られる10年前の残酷な真実とは?
学校中の人気を集め、クラスの女王として君臨していた響子。自分の立場も、好きな人も、友達すらも、欲しいものは何でも手に入ると信じていた完璧な高校時代。彼女の傍には、いつも、同じ名前を持つ同級生の今日子がいた。しかし、完璧だった高校生活も終わりが近づいてきたあの日、ある出来事をきっかけに光と影が逆転する。そして高校卒業から10年。過去の輝きを失い、地元地方局のアナウンサーとして満たされない毎日を過ごす響子と、彼女とは対照的に、東京に出て誰もが憧れる人気女優として活躍する今日子。そんな2人の元にクラス会の知らせが届く。2人がそこで再会を果たすとき…初めて語られる10年前の残酷な真実とは?
荒野の千鳥足
9月27日(土)公開
監督 : テッド・コッチェフ
出演 : ドナルド・プレザンス/ゲーリー・ボンド ほか
時間 : 1時間49分
配給 : キングレコード
公開劇場 : 新宿シネマカリテ ほか
B級西部劇と思ったら大間違い!
邦題からB級西部劇と思ったら大間違い。灼熱の砂漠の町を訪れた小学校教師が、大量の生ビールと巨大ステーキのおもてなし、加えて色情狂女の誘惑、狂乱の丁半ばくち、興奮のカンガルー狩りに溺れ、自滅への道をひた走る姿を描いた1971年カンヌ映画祭コンペティション部門出品作。カンヌでこのオーストラリア映画に圧倒され、“私は言葉を失った”と戦慄したマーティン・スコセッシ監督は、上映素材も廃棄寸前だったこの映画にもう一度光を当てるために尽力し、カンヌ映画祭での再上映を実現させ、そしてついに日本初公開を迎える。このビール、もとい、この映画のスッキリさせない喉ゴシと苦く重いコクこそ、最近の洋画にない貴重な味わいだ。
記憶探偵と鍵のかかった少女
9月27日(土)公開
監督 : ホルヘ・ドラド
出演 : マーク・ストロング/タイッサ・ファーミガ ほか
時間 : 1時間39分
配給 : アスミック・エース
公開劇場 : 新宿ピカデリー ほか
アナの記憶に隠された真実とは?
昨晩、何を食べたか覚えていますか? 1年前の今日、何をしていたか覚えていますか?「記憶」とは曖昧なもので、自分の都合によって簡単に捻じ曲げられてしまいます。そんな他人の「記憶」に潜入する能力を持つ本作の主人公ジョンは、腕利きの「記憶探偵」。強盗事件の被害者の記憶に潜入して、犯人逮捕の手がかりを見つけたり、政治家の記憶に潜入し、汚職事件の真相を暴いてきた。そんなジョンの元に、16歳の少女アナの記憶を探る依頼が舞い込む。最初は簡単な仕事と思われたが、アナの記憶に潜入したジョンは、恐るべき事件の数々を目撃する。しかしアナの記憶と、事件関係者の証言は悉く食い違う。果たして、アナの記憶に隠された真実とは?
「記憶」という題材をトリックに活かした、新時代の本格ミステリーが誕生しました!
柘榴坂の仇討
公開中
監督 : 若松節朗
出演 : 中井貴一/阿部寛 ほか
時間 : 1時間59分
配給 : 松竹
公開劇場 : 丸の内ピカデリー ほか
涙なくしては見られない二人の行く末を、ぜひ劇場で見届けてください!
『柘榴坂の仇討』は激動の時代に信念を曲げることなく、亡き主君の為に命を懸けて義を貫いた武士の物語です。しかし、どうして彼らはそこまで強くなれたのでしょうか。それは、命を懸ける男たちのそばで、ひたむきに支え続けた女性たちの存在があったからです。これが最後の別れになるかもしれないと思いながらも、涙をこらえ、笑顔で夫を見送る妻。その心情を思うと、特に女性は切なくなること必至です。中井貴一さん演じる金吾と広末涼子さん演じるセツの、思いやりあふれる夫婦像はまさに理想! 人を愛すること、慈しむことの大切さを私たちに教えてくれます。涙なくしては見られない二人の行く末を、ぜひ劇場で見届けてください。
ふしぎな岬の物語
10月11日(土)公開
監督 : 成島 出
出演 : 吉永小百合/阿部 寛 ほか
時間 : 1時間57分
配給 : 東映
公開劇場 : 丸の内TOEI ほか
日本映画の温もり感じる、心地よいひとときを過ごしに来ませんか?
9月2日午前9時、我々宣伝スタッフの下に、モントリオールからlineメッセージが舞い込んだ―「審査員特別賞グランプリ 岬!」。興奮冷めやらぬ中、次々に現地から届く写真や映像の数々。割れんばかりの拍手喝采や喜びを爆発させる吉永さんの様子とともに、「モントリオール世界映画祭 2冠受賞!」のニュースは、この一カ月日本中を駆け巡りました。日本人ならではの「人と人とのつながりの大切さ」を描いた作品は、大きな虹となって海を越え世界の観客に受け入れられました。今度は日本の方々にどのように受け止められるのか。日本映画の温もり感じる、心地よいひとときを過ごしに来ませんか? 10月11日いよいよ公開します!
マザー
9月27日(土)公開
監督 : 楳図かずお
出演 : 片岡愛之助/舞羽美海 ほか
時間 : 1時間24分
配給 : 松竹メディア事業部
公開劇場 : 新宿ピカデリー ほか
最後の最後のタイトルロールまで席を立たぬよう見てくださいませ!
『楳図ワールド』炸裂なのら~!
恐怖漫画の巨匠・楳図かずおがついに映画監督デビュー!
「14歳」以来19年ぶりの新作となる本作で描かれるのは、今まで数々の作品で読者を魅了してきた、『楳図ワールド』の秘密を解き明かす自叙伝的なストーリー。楳図かずお役には人気歌舞伎役者の片岡愛之助ほか、豪華キャストが集結! 凄く怖い、けれどなんだか心にグッとくるせつなく美しい“母への思い”にあふれた全く新しいホラー映画の誕生です!
ぜひ、劇場でご覧ください! そして、皆様、最後の最後のタイトルロールまで席を立たぬよう見てくださいませ! 何が起きるかは~劇場に来てのお楽しみなのら~グアシ~!!
「日本(ニッポン)のいい映画ができました。」 近年ここまで【日本人の心】を正面から描いた作品があったでしょうか。本作は作家、浅田次郎の短編集『五郎治殿御始末』の一遍『柘榴坂の仇討』の映画化作品です。桜田門外の変で、敬愛する主君・井伊直弼を失い、13年もの間、仇を追い続ける男と、暗殺後身を隠し孤独に耐える男、そして二人を陰で支える女たち。日本人として忘れてはならない誇りと覚悟、人を想う真心が描かれています。主人公が生きた激動の時代は、いま目まぐるしく変化するこの現代にも通じ、改めて「日本人としてどう生きるか」を考えさせてくれるはず。心震える感動のラストをぜひ、劇場でご覧ください。