パリよ、永遠に
3月7日(土)公開
監督 : フォルカー・シュレンドルフ
出演 : アンドレ・デュソリエ/ニエル・アレストリュプ ほか
時間 : 1時間23分
配給 : 東京テアトル
公開劇場 : Bunkamuraル・シネマ ほか
手に汗握る丁々発止の駆け引きをぜひ劇場で!
もし、「パリ」が消えていたら、世界はどうなっていたと思いますか? 第二次世界大戦末期、ヒトラーは「パリ壊滅作戦」を計画。この時、既にナチス・ドイツは敗色濃厚。戦略上、意味のない作戦でしたが、パリの街並みに魅了されていたヒトラーは、自国ベルリンが戦禍によって廃墟と化した後も美しいパリに嫉妬したのです。「敵の手に渡すくらいなら、燃やしてしまえ!」しかし、作戦はギリギリで回避されました。そこには、パリを救うために、命がけの「駆け引き」に出た一人の男の存在があったのです。作戦を実行しようとするナチス・ドイツ軍将軍と、巧みな外交手腕を操ったスウェーデン総領事との手に汗握る丁々発止の駆け引きをぜひ劇場で!
映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記
(スペースヒーローズ)
3月7日(土)公開
監督 : 大杉宜弘
声  : 水田わさび/大原めぐみ ほか
時間 : 1時間40分
配給 : 東宝
公開劇場 : TOHOシネマズ日劇 ほか
映画館でドラえもんと一緒に冒険に出かけてみませんか?
1980年に『映画ドラえもん のび太の恐竜』が公開されて以来、アニメ映画史上類を見ない長期シリーズとなった「映画ドラえもん」。そんな「映画ドラえもん」も今年で35周年!記念すべき年に公開される『のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)』のテーマは“ヒーロー!”子どものころ誰もが一度は憧れたヒーローにドラえもんたちがなります。人にはそれぞれ違ったいいところがあって、その長所を信じ、何かを守りたいと強く願うことで、誰もが誰かのヒーローになることができる! そんな熱いメッセージが込められています。いつも私たちに大事なことを教えてくれた「映画ドラえもん」。この春、映画館で久しぶりにドラえもんと一緒に冒険に出かけてみませんか?
くちびるに歌を
公開中
監督 : 三木孝浩
出演 : 新垣結衣 ほか
時間 : 2時間12分
配給 : アスミック・エース
公開劇場 : 新宿ピカデリー ほか
今日を肯定したくなる、明日に前進する勇気が沸く、そんな作品です!
拝啓、「宣伝マン300文字プレゼン」をご愛読の皆様へ。300字に収まっているでしょうか。舞台は離島の中学校・合唱部。ある日赴任してきた訳あり臨時教員と15歳の生徒たちが、それぞれ人知れぬ悩みを抱え反発しあいながらも、歌を通して、互いに、そして自分自身と向き合っていく―。本作がただの青春映画に留まらないのは、そこに妙な綺麗ごとがないから! 悩みは解決されずとも“何か”に救われる瞬間、“誰かのため”に溢れ出るパワーがリアルに鮮明に描かれます。きっとあなたの記憶に触れる場面があるはず。そして夜お風呂で口ずさむことでしょう、あの名曲を。今日を肯定したくなる、明日に前進する勇気が沸く、そんな作品です。
さいはてにて~やさしい香りと待ちながら~
公開中
監督 : 姜秀瓊(チアン・ショウチョン)
出演 : 永作博美/佐々木希 ほか
時間 : 1時間58分
配給 : 東映
公開劇場 : 丸の内TOEI ほか
最高に心満たされる作品です!
最果てにある焙煎珈琲店で、ゆっくり、ゆっくりいれられる珈琲のやさしさと、そこで暮らす人たちの温かさがブレンドされ、最高に心満たされる作品です。幼き日に、父と離れて暮らす事を選んだ後悔を消せずにいながらも、逞しく生きる永作博美さん演じる主人公の切ない姿に、どうしようもないほど胸を打たれました。それと同時に、この眠らない街に圧倒され、小さな夢を握りしめて立ち尽くしたあの日の情景が蘇りました。「独りでがんばらなくてもいいんだよ」と、悲しい涙ではなく、温かい涙が知らぬ間に溢れて止まらなくなってしまいます。誰にでも“居場所”があると、勇気付けられた気がしました。皆さんも、劇場へ暖まりに来ませんか?
迷宮カフェ
3月7日(土)公開
監督 : 帆根川 廣
出演 : 関めぐみ/市川由衣 ほか
時間 : 1時間52分
配給 : KADOKAWA
公開劇場 : 角川シネマ新宿 ほか
癒されたい人はぜひ!
人里離れた一軒のカフェ。美しき店主・マリコ(関めぐみ)の過去は謎に満ちていた。そこを訪れる客が次々に失踪するという噂を聞きつけ、真相を探りに来た週刊誌記者。そこには秘密を抱えた三人の常連客がいて……骨髄移植を主題に人と人の繋がりを描きます。自殺願望や自暴自棄な若者像を盛り込みながら、癒し癒やされていく姿が重すぎず、軽すぎず、心地の良い物語です。ミステリーとユーモアの要素もあってエンタメ作品としても楽しめます。『海を感じる時』の市川由衣や「学校のカイダン」の藤原薫、角田信朗など出演者も魅力的です。“誰かを救うことで自分も救われる”ことを描き、見た人の心をやさしく包む作品です! 癒されたい人はぜひ!
ソロモンの偽証 前篇・事件
3月7日(土)公開
監督 : 成島出
出演 : 藤野涼子/板垣瑞生 ほか
時間 : 2時間1分
配給 : 松竹
公開劇場 : 新宿ピカデリー ほか
ぜひ真実を目撃してください!
ベストセラー作家・宮部みゆきの最高傑作を映画化した本作。物語のスタートは中学校の校庭で発見された男子生徒の死。警察は自殺と判断したが、犯人はクラスメートによる殺人だと記す告発状が学校で出回ったことから、学校内外は騒然となる。事件を究明しようとしない学校や警察に任せておけないと真実を暴くため、主人公藤野涼子と中学生たちは学校内裁判を開廷する。じわじわと事件の核心に迫る緊張感の果てに辿り着く真実とは……。問題を抱えもがきながらも、真実を求め真っ向からぶつかっていく中学生たちの姿は、誰しもの心を打ち、スリリングな謎解きだけでなく感動のクライマックスへと導きます。ぜひ真実を目撃してください。
今までの人生で、ここまで、愛について深く考えた事があったでしょうか。この物語に出てくる全ての人は、皆さんと同じように、出口無き世界の中で、苦しみ、懸命にもがいています。そしてスクリーンに映し出される強い眼差しは、見る者に全てを委ね、キラキラと輝く世界を私に届けてくれました。この映画『悼む人』を見た夜、私は夢で大好きだった祖父に逢ったのです。温かく、優しく、映画を見た時と同じように自然と涙が溢れていました。そこに当たり前のようにある愛に気付かされ、今までの人生には無かった“人”に出会いました。紛うことなく、一生心に刻まれた作品です。皆さんの心の中にも、“悼む人”が生き続ける事を祈らせてください。