あなたをずっとあいしてる
6月6日(土)公開
監督 : のなかかずみ
: 渡辺満里奈/竹内順子 ほか
時間 : 1時間22分
配給 : 東京テアトル
公開劇場 : ヒューマントラストシネマ有楽町 ほか
大切な人に「あいしてる」と伝えていますか?
子ども、恋人、妻、夫、両親……大切な人に「あいしてる」と伝えていますか? 僕は恥ずかしくて言えていません。でも、人気絵本〈ティラノサウルス シリーズ〉を原作にした本作を見ると、「あいしてる」と言ってみようかなと背中を押されます。子ども恐竜トロンは大好きな両親をなくし、ひとりぼっちの冒険に出ることに。危険がいっぱいの大地で沢山の仲間に出会い、成長していきます。本当の勇気や愛を知ったトロンが故郷に帰ると、悪者恐竜バルドが待ち受けていて……。親子愛あり、友情あり、バトルあり。親が子に伝えたいメッセージが満載です! ちなみに、ゲスト声優・渡辺満里奈さんのご家族は「あいしてる」と口に出しているそうですよ。
おかあさんの木
6月6日(土)公開
監督 : 磯村一路
出演 : 鈴木京香/志田未来 ほか
時間 : 1時間54分
配給 : 東映
公開劇場 : 丸の内TOEI1 ほか
母親の言葉の一つ一つに涙が止まりません。
「おかあさんの木」を知っていますか? 約40年前から小学校の国語教科書に掲載されてきたお話です。物語は、戦争で7人の息子たちを兵隊に取られ、そのたびに桐の木を植えて、子供たちの無事を祈った母親の姿を描いていきます。「お国のために」と戦地に息子を送り出すおかあさん。しかし、次々と届く我が子の戦死の知らせに、次第に変化して行く心情。どんな時代でも、大切な子供を奪われていくことに耐えられる母親なんていません。一人また一人と戦争に取られていくたびに、変わって行く表情に息をのみ、そして子供たちを思って木に話しかける母親の言葉の一つ一つに涙が止まりません。劇場でたくさん泣いて泣いて、泣きましょう。
駆込み女と駆出し男
公開中
監督 : 原田眞人
出演 : 大泉洋/戸田恵梨香 ほか
時間 : 2時間23分
配給 : 松竹
公開劇場 : 新宿ピカデリー ほか
“駆込み”の事情に心を震わせ、“駆出す” 決意の一歩を見届けに、ぜひ映画館へ。
いつの世も男女の関係は複雑です。江戸時代の離婚は現代の2倍で、なんと女性から縁を切る事は許されなかったそうです! そんな女性を救うのが“縁切寺”と呼ばれるアジール。さまざまな事情を抱え家を出た女たちは、必死な思いで鎌倉の縁切寺にたどり着き、境内に下駄などを投げ入れ「駆込み成就」。信次郎(大泉洋)は彼女たちの再出発を手助けする中で、影響を受け、わが人生とも向き合っていきます。井上ひさしさんの「東慶寺花だより」を原案に、原田眞人監督が描く、再生の物語! 映し出される寺風景は素晴らしく、お歯黒・眉なしの満島ひかりも驚くほど色っぽい。“駆込み”の事情に心を震わせ、“駆出す”決意の一歩を見届けに、ぜひ映画館へ。
種まく旅人 くにうみの郷
5月30日(土)公開
監督 : 篠原哲雄
出演 : 栗山千明/桐谷健太 ほか
時間 : 1時間51分
配給 : 松竹
公開劇場 : 新宿ピカデリー ほか
誰もが少しずつ癒されていく心温まる感動の物語。
地域調査員として淡路島にやって来た農林水産省官僚の恵子は地域の特産物であるタマネギと海苔を作る兄弟に出会う。二人は父親の死をきっかけに仲違し、山と海に分かれて自分の道を切り開こうとしていた。恵子は二人を和解させるため、そして島の農水産業を盛り上げるため一大プロジェクトを立ち上げる……。『真夏のオリオン』『小川の辺』など繊細な人物描写に定評がある篠原監督の下、栗山千明、桐谷健太、三浦貴大、実力派キャストが集結。淡路島オールロケで贈る、厳しくもやさしい関係の中で、誰もが少しずつ癒されていく心温まる感動の物語。この感動をぜひ劇場で感じてください。
誰かに頼り、助けられ、さまざまな出会いと別れを繰り返しながら生きていく。笑って、泣いて、人生は続いていく。今も昔も、人がそれぞれに必死に生きていることは、ずっと変わらない。国民的作家、井上ひさしが晩年11年をかけて紡いだ小説「東慶寺花だより」を、『わが母の記』の原田眞人監督が映画化。舞台は江戸時代の縁切寺・東慶寺。現代の2倍あったと言われる江戸時代の離婚をモチーフに、離縁を求め、鎌倉の東慶寺へと駆込んでくる女性たちの新たな出発を描きます。大泉洋、樹木希林の二人が演じる“離縁調停人”と共に、ひと癖もふた癖もある駆込み女たちを、どうぞ、劇場で見守ってくださいませ。泣いたあとには、笑いましょうよ。