2月27日(土)公開
“伝説の音痴”と呼ばれた歌姫がいます。彼女はただ音痴なだけでなく、自分が音痴だということを知りませんでした。知らないゆえに、お金にものを言わせレコードを出したりリサイタルを開いたりしました。最初は失笑していた人々もいつしか耳を傾け、話題を呼び、リサイタルのチケットは入手困難なほど人気になったそうです。そこから何を思うか。グザヴィエ・ジャノリ監督はCDジャケットのドヤ顔の歌姫を見ながら思考を巡らせました。なぜ周囲の人々は彼女に真実を伝えなかったんだろう。なぜこの音痴の歌姫は人々の支持を得たんだろう。そして彼女はなぜそこまでして歌いたかったんだろう。映画『偉大なるマルグリット』ができあがりました。
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2月27日(土)公開
スランプ気味の作家・健二(西島秀俊)は休暇で訪れたリゾートホテルで、異様な存在感を放つ佐原(ビートたけし)と美樹(忽那汐里)のカップルに目を奪われ、彼らの行動を追うようになる。ついに覗(のぞ)き見た部屋では、美樹の産毛を丁寧に剃りあげ、彼女が眠る姿を撮影する佐原の姿が。そして佐原は「あの子の最後の日を記録しようと思って」という衝撃の言葉を放つ……。
描かれる映像は夢か幻か、妄想か現実か。「あらゆる解釈が正解だ」というウェイン・ワン監督の思惑通り、試写をご覧になった方からは混乱の声が続出。試しに2度目を見てみようものなら、また別の解釈が生まれてしまう始末。今週末、あなただけの正解を目指して、この極上の大迷宮へお越しください。 |
2月27日(土)公開
天才ボクサー辰吉𠀋一郎。
その比類なきカリスマ性は今でも多くのファンを魅了し続けている。 そして現在45歳、未だ引退宣言せず現役であり続けるボクサーでもある。 彼はなぜ戦い続けるのか。 取材開始は1995年、辰吉25歳。そして、次男・寿以輝がプロテストに合格した2014年、44歳の時までの20年間、定期的に同じスタッフで取材を重ねた。 20年カメラを回し続け辰吉𠀋一郎という男の生きざまを活写したのは、『どついたるねん』で映画デビューした阪本順治。 この映画は、辰吉の、父と子の絆、家族への愛、1人のボクサーとしての心境の変化をインタビューを中心に追い続けた魂の記録である。 |
2月27日(土)公開
待望のタランティーノ監督最新作がついに公開! 今度のタランティーノの舞台は密室。猛吹雪で身動きが取れなくなり、ロッジに集まった8人。そこで起こる殺人事件。偶然集まったかに見えた8人の過去が徐々につながり始め、強烈な心理戦が幕を明ける――。すべての会話、視線に伏線が仕掛けられ全編に緊張感が続くのに、タランティーノ感満載のブラックな笑い、ぶっ飛びすぎのアクションに思わず笑っちゃうシーンもいっぱい。こんな謎解き密室劇は見たことないです。また米開拓時代設定の本編の美術はすべて、なんと日本人美術監督の種田陽平氏が担当という驚き。タランティーノ本人も「自身の最高傑作」と自負する、極上の映画体験はぜひ劇場で!
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