或る終焉
5月28日(土)公開
監督 : ミシェル・フランコ
出演 : ティム・ロス/サラ・サザーランド ほか
時間 : 1時間34分
配給 : エスパース・サロウ
公開劇場 : Bunkamuraル・シネマ ほか
カンヌを騒然とさせた衝撃の結末にあなたは何を思うか
第68回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞した本作。終末期の患者をケアする看護師デヴィッドの献身愛と葛藤を描いたサスペンスフルなヒューマンドラマです。末期症状に苦しむある患者に安楽死を幇助(ほうじょ)してほしいと頼まれたデヴィッドは果たしてどう命に向き合うのか……。監督は弱冠36歳のミシェル・フランコ。イニャリトゥやキュアロンにつづくメキシコ次世代の新鋭として高い注目を集めています。主演はハリウッドの名俳優ティム・ロス。彼にとっておよそ9年ぶりの主演となる本作では、寡黙でありながらも確実な存在感で俳優としての真骨頂をみせています。カンヌを騒然とさせた衝撃の結末にあなたは何を思うか……ご期待ください。
海よりもまだ深く
5月21日(土)公開
監督 : 是枝裕和
出演 : 阿部寛/真木よう子 ほか
時間 : 1時間57分
配給 : ギャガ
公開劇場 : 丸の内ピカデリー ほか
記憶の原風景を呼び覚ましてくれる宝物のような作品です。
先日、5歳の娘と、「パパは何になりたかったの? なれた?」「パパは……まだ……なれてない」映画そのままのやりとりが交わされ、劇中の阿部さん同様「でもな……」と言い訳かまそうとしたら、TVでプリキュアがはじまり、私の“いい言葉”は、掻き消されました。本作は、豪華キャストの心に沁(し)みる、あるいは刺さる名言の宝石箱や~です。誰かが死ぬわけでもなく、大きな事件も起こりませんが、日本人の誰もが作品の中にいる、記憶の原風景を呼び覚ましてくれる宝物のような作品です。本気で、こういう作品を見て欲しいです。ここだけの話? 是枝作品の中で一番笑えます。自慢ですが、写真は川内倫子さん撮影、背景には監督も。無断掲載すみません……。
殿、利息でござる!
公開中
監督 : 中村義洋
出演 : 阿部サダヲ/瑛太 ほか
時間 : 2時間9分
配給 : 松竹
公開劇場 : 新宿ピカデリー ほか
実は実話な痛快歴史エンターテインメントが笑いと感動をお届けします!
さびれ果てた町を救ったのは、9人のビンボー庶民だった!? 身の程知らずの男たちが3億円集めてお上に挑むゼニバトル。実は実話な痛快歴史エンターテインメントが笑いと感動をお届けします! 主演の阿部サダヲを筆頭に、瑛太、妻夫木聡、竹内結子、松田龍平、草笛光子、山﨑努ら超豪華キャストが集結。そんな彼らが挑む殿役を演じたのは、なんとフィギュアスケートの羽生結弦選手!初めての演技とは思えない存在感でビンボー庶民を圧倒します。そしてこの個性豊かな俳優陣をまとめるのは、今最も注目を集める中村義洋監督。実在した人物の奇跡と感動の歴史秘話をユーモアたっぷりに描きます。破産寸前、絶体絶命の大ピンチ! 彼らの運命はいかに!? 
2002年1月、アメリカ東部の新聞「ボストン・グローブ」が報じた“世紀のスクープ”。それは神父による児童への性的虐待をカトリック教会が長年組織ぐるみで隠蔽(いんぺい)してきたという信じがたいものでした。その許されざる罪を白日の下に晒したのは、なんとたった数人の勇気ある新聞記者たち。権力に屈せず、記者生命に懸けて正義を貫いた《スポットライト》チームの衝撃の実話を映画化した本作は、世界中の映画祭で絶賛を博し本年度アカデミー賞作品賞&脚本賞をW受賞! その翌日にはバチカンが発行する日刊紙に「被害者の痛みを世に知らしめた」と称賛の記事が掲載されました。社会を動かした、まさしく今見るべき1本です! ぜひ劇場で!