≪明治11年という時代を旅した女人≫
イザベラ・バードの『日本奥地紀行』を旅する

第1月曜日 10:30~12:00
2024年6月3日~9月2日 前半5回
[6/3、7/1・29、8/5、9/2]
※7月は第1・5週。

金沢 正脩(紀行エッセイスト・古道ウォーカー)
英国人の女性旅行家イザベラ・バードは、22歳の米国・カナダの旅から69歳でのモロッコの旅まで、ほぼ半世紀にわたり世界の辺境を旅し、それらを臨場感あふれた旅行記に著しました。

日本を訪れたのは明治11年(1878)。そのときの旅は『日本奥地紀行』として著されました。

『日本奥地紀行』(高梨健吉訳・平凡社)の旅を追った講師の著書『日本奥地紀行を歩く』をサブテキストとして、バードが見た明治初期の日本の風景や記述の断面を、講師が撮影した写真と重ね合わせながら、机上でその旅を読み解いてゆきます。

◆カリキュラム※前半5回、後半5回で実施予定です                
第1回  イザベラ・バードその人と時代背景。日本上陸と居留地時代の横浜を歩くバード。
第2回  青い眼がみた文明開化の横浜・東京。好奇心いっぱいの浅草見物で見たものは。
第3回 英国公使館からの旅立ち。日光街道を日光へ。金谷邸滞在の日々と日光見物、湯本温泉のプチ旅行
第4回 日光を立ち例幣使街道で会津へ、越後街道(会津街道)で津川へ。阿賀野川を船旅で新潟へ向かう。
第5回 新潟滞在後、北国街道を北上、険しい十三峠(米沢街道)を越えて文明開化の都市・山形へ着く

★講師プロフィール★
國學院大學文学部卒業。劇団活動を経た後に街道・江戸研究家の故・今井金吾氏を師として江戸の街道と街道歩きの研鑽、普及活動に入り、20年間にわたり「街道文化倶楽部」を主宰し街道歩き 隆盛の先鞭をつくる。NHK『きょうの健康』で6年間にわたり街道の旅と街道ウォ-キングの指導・監修にあたる。現在、街道・江戸・紀行などをテ-マにNHK文化センタ-、中日文化センタ-、毎日新聞旅行(まいたび)他 カルチャースクールで講師として活躍。最新著書「イザベラ・バード『日本奥地紀行』を歩く」(JTBパブリッシング)。
15,400円(税込・前半5回分)
※別途、設備使用料750円(税込・5回分)がかかります。
◆テキスト代 『日本奥地紀行』(高梨健吉訳・平凡社・定価1500円+税)
『日本奥地紀行を歩く』(金沢正脩著・JTBパブリッシング・1800円+税)
※どちらも各自でご購入ください。
○毎日文化センタ-でも注文を取り扱っております。『日本奥地紀行を歩く』のみ1割引ですが、キャンセルは不可となります。
○初回のみ受講の場合はテキストなしで受講いただけますが、資料コピー等はございません。
○その都度、プリントなどをお配りする場合は、随時資料代をいただきます。 
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