『おもしろ歌舞伎塾』
―覗いてみたい歌舞伎のアレコレ―

第3木曜日 10:30~12:00
12月21日~2024年5月16日 全6回
[12/21、1/18、2/15、3/21、4/18、5/16]
五十嵐 淳子(古典芸能解説者/クリエイティブディレクター)
芝居好きにとって堪えられないのは、好きな役者や名優が、いい声で、素晴らしいせりふ回して語る名せりふの数々。
何かの折に、ふっとそのせりふが蘇って、つい口にしたくなったり、真似てみたくなったりということで、昔は「こわいろ」を演じる人も多かったのだとか。
せりふの魅力で、芝居が面白く観られるのは何とも幸せなこと。
そのせりふを書いた作者はもちろん、演じた役者だって、観客の耳に自分の声で名せりふが残り続けるのは、嬉しいに違いありません。
私の一押しは、当代菊五郎の「弁天小僧菊之助の~わっちやァほんの頭数~」。皆さんの耳に残る名せりふは、何ですか? 今回のシリーズでは、名せりふを生んだ その演目のお話もたっぷりと。


★講師プロフィール★ 
日本女子大学文学部国文学科卒業後、(株)博報堂勤務を経て独立。小泉内閣時代の「環境省チームマイナス6%」業務で、市川海老蔵丈、熊川哲也氏、隈研吾氏等文化人の協力で「FUROSHIKI展」を開催するなど、SDGsへ先がけての業務に中心的立場で参画。
その後も古典芸能の枠を超えた文化的活動に意欲的な取り組みを継続、同時に 歌舞伎界の活性化と役者の活動の場の拡大に力点を置いた活動も行っている。

★カリキュラムと各回の内容
第1回 『白浪五人男』の名せりふ
「弁天小僧の ~わっちやァほんの頭数~」

第2回 『土蜘』の名せりふ
「胡蝶の ~時雨を待たず染めて候~」

第3回 『石切梶原』の名せりふ
「梶原と六郎太夫の ~剣も剣 切り手も切り手~ 」

第4回 『艶姿石川染』の名せりふ
「五右衛門の ~つづら背負ったがおかしいか~ 」

第5回 『御所五郎蔵』の名せりふ
「五郎蔵の ~みそかに月の出るさとも~ 」

第6回 『め組の喧嘩』の名せりふ
「辰五郎の ~下戸の知らねえ味だなァ~ 」
18,480円(税込・6回分)
※別途、設備使用料900円(税込・6回分)がかかります。
資料代  660円(税込・6回分)
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