平安貴族の読書

第2月曜日 13:30~15:00 
4月8日~9月9日 全6回 
[4/8、5/13、6/10、7/8・29、9/9]
※7月は第2・5週、8月はお休みです。
佐藤 道生(慶応義塾大学名誉教授)
平安時代の貴族は、どのような書籍を、どのような目的で読んでいたのだろうか。
彼らの読書は、現代の我々の読書と比べてどのような違いがあったのだろうか。

本講座では、平安貴族の読書生活を彼らの残した日記を手掛かりに探ってみたい。
今回、取り上げる貴族は平安中期の藤原道長(966-1027)である。道長は、摂関政治の全盛期を現出した人物として知られている。それゆえ政治権力者としての面が強調されがちだが、実は無類の本好きだった。彼の蒐集した書籍、特に漢籍は厖大な数量に及び、しかも質的にも優れていた。道長の日記『御堂関白記』からその蒐書・読書のありさまを明らかにする。

★講師プロフィール★ 
1955年生まれ。慶応義塾大学文学部卒業。古代・中世の日本漢文学を専攻する。
趣味は図書館で古い書物をながめること(古ければ古いほど良い)。
著書『平安後期日本漢文学の研究』『句題詩論考』など。


☆カリキュラム
第1回 平安時代に流通した漢籍
第2回 道長、読書を始める
第3回 道長、書籍を集める
第4回 道長、中国伝来の宋版を知る
第5回 道長、念願の漢籍を手に入れる
第6回 道長、自ら漢籍を書写する
18,480円(税込・6回分) 
※別途、設備使用料900円(税込・6回分)がかかります。

◆持参品:筆記用具
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