![]() | 第4水曜日 14:00~15:30 8月27日、9月24日 全2回 |
![]() | 柴 裕之(東洋大学講師) |
![]() | 来年のNHK大河ドラマは、羽柴(豊臣)秀吉の弟である、羽柴秀長を主人公として扱った「豊臣兄弟!」です。 兄・秀吉を支えた弟・秀長の知られざる生涯と、その家族の絆にじっくり迫る全2回の講座です。史料をもとに、豊臣政権の舞台裏や羽柴家一門衆の実像をやさしく楽しく学べる内容です。 ◆各回の内容 第1回 秀長の生涯と立場―天下人秀吉の弟の実像― 羽柴秀長については、小説などから天下人へと歩んだ兄の秀吉を支えた「補佐役」として知られています。 しかし、これまで秀吉の研究は枚挙にいとまがなくおこなわれる一方で、秀長については史料に基づいた研究はあまりなされてきていませんでした。 そこで、この講座では、ドラマの放映に先駆けて、まず秀長が実際にどのような人物であったのか、彼に関わる同時代史料を蒐集して確認された、彼の生涯とそこからうかがえる立場についてみていきます。そのうえで、“羽柴家一門衆筆頭の執政(宰相) ”としてあった彼の実像を探ります。 第2回 秀長とその家族―羽柴大和大納言家の人々― 羽柴秀長の活動には、彼を支える家族の存在があったことを忘れてはなりません。 しかし、これまで豊臣政権において“羽柴家一門衆筆頭の執政(宰相) ”という重要な立場にあった人物にもかかわらず、秀長の研究があまり進められてこなかったこともあり、家族については後継者となった秀保を除いて注目されてきませんでした。 この講座では、まず第1回の講座で見た秀長の立場・役割を確認したうえで、これまで知られていなかった秀長の家族(妻、実子・養子)について、史料からわかることを探ります。 そのうえで、最後に後継者・秀保の生涯を通じて、秀長死後の羽柴大和大納言家のゆくえについてもみていきます。 ★講師プロフィール 1973年東京都生まれ。東洋大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学、博士(文学)。現在は東洋大学文学部・駒澤大学文学部非常勤講師。2026年NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」時代考証。専門は日本中世史。著書は、『清須会議―秀吉天下取りへの調略戦』(戎光祥出版、2018年)、『織田信長―戦国時代の「正義」を貫く』(平凡社、2020年)、『図説 豊臣秀吉』(編著、戎光祥出版、2020年)、『図説 徳川家康と家臣団』(共編著、戎光祥出版、2022年)などがある。 |
![]() | 7,040円(税込・2回分) ※別途、設備使用料330円(税込・2回分)がかかります。 ※キャンセルは1週間前まで。それ以降は全額お支払いいただきます。 ※入会金はかかりません。 |
![]() | 資料代 176円(税込) |

