東洲斎写楽と蔦屋重三郎

10月29日(水) 13:00~15:00
菅野 俊輔(江戸文化研究家)
謎の絵師・写楽と、仕掛け人・蔦重の正体。

東洲斎写楽の浮世絵(第一期)が世に出たのは、寛政6年5月のこと。
上半身を大胆に描いた「大首絵」の役者絵28枚が一挙に発売されるという、当時としては異例の出来事でした。
写楽は芝居好きで、江戸の三座を頻繁に訪れ、舞台の熱気をそのまま絵に落とし込んだと考えられています。
その正体については今も謎が多く、19世紀の資料では、阿波徳島藩お抱えの能役者「斎藤十郎兵衛」とする説が記されています(明治以降に諸説が乱立)。

一方、写楽を世に送り出した版元・蔦屋重三郎(通称・蔦重)は、美人画で一世を風靡した
喜多川歌麿らを手がけた出版人。寛政3年に町奉行から財産半減の処分を受けながらも、改革の中心人物・松平定信が失脚した好機を見計らい、写楽をデビューさせました。
写楽の登場は偶然だったのか、それとも時代が生んだ必然だったのか―

本講座では、浮世絵史に残る謎の絵師と敏腕出版人との関係に迫りながら、江戸文化の躍動と表現の自由を読み解いていきます。


★講師プロフィール★ 
1948年東京生まれの団塊世代。早稲田大学第一政治経済学部政治学科を卒業後、江戸文化研究家・歴史家として著述のほか、講演やテレビ出演など幅広く活動中。著書に『真相解明「本能寺の変」』(青春出版社)、『古地図で楽しむ神楽坂さんぽ』(宝島社)、『江戸・戦国のくずし字古文書入門』(扶桑社)など。
3,520円(税込)
◆設備費 165円(税込)
※キャンセルは1週間前まで。それ以降は全額お支払いいただきます。
◆資料代 180円(税込)
◆持参品 筆記用具
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