『徒然草』を丸ごと楽しむ

第1木曜日 10:30~12:00 全6回
1月29日~6月4日
〔1/29、2/5、3/5、4/2、5/7、6/4〕
※1月は第5木曜
村尾 誠一(東京外国語大学名誉教授)
『徒然草』を丸ごと読んでみましょう。楽しい作品です。
その楽しさはさまざまです。生き方について教えられるという楽しみもあります。
逆に兼好の意見に反発する楽しさもあります。
今と違った中世の生活に触れるのも楽しいです。
文章の名手である兼好の語り口に感嘆することもあるでしょう。
さらに今、研究者の手で兼好の伝記は根本的に見直されています。
それに従って読むという、謎解きの楽しさもあります。
テキストは、現在最も先端的な学術研究の成果を盛り込んだ小川剛生訳注『徒然草』
(角川ソフィア文庫)です。各自用意して、必ず毎回持参してください。 

◆カリキュラム
『徒然草』の通読をめざします。最初の段から、順番に飛ばすことなく読んでいきます。
特に毎回どこまでとは決めていません。どこから読んでも、原則として各段は独立した
内容なので、途中から参加されても、この作品は十分楽しめます。


★講師プロフィール★ 
長く東京外国語大学で教え現在名誉教授。博士(文学)。中世和歌を中心に日本文学を研究する。主な著書に『教養としての日本古典文学史』(笠間書院)・『中世和歌史論』(青簡舎)・『コレクション日本歌人選 藤原定家』(笠間書院)など。
21,120円(税込・6回分)
※別途、設備使用料990円(税込・6回分)がかかります。
小川剛生訳注『新版 徒然草』
角川ソフィア文庫/1,188円(税込) 
※テキストは講座当日までに各自ご用意ください
お申し込み