小田原城総構(そうかまえ)を歩く

12月18日(木) 10:30~14:30頃
清水 克悦(歴史ライター)
当センターでアウトドア講座を多数担当している講師による、冬の特別1日講座を開催します!
歴史と自然の両方の魅力を味わえる内容です。
ぜひこの機会にご参加ください。

<小田原城総構について>
天下統一を目指す豊臣秀吉の来襲に備えて、北条氏は、小田原城と城下を周囲9kmにおよぶ堀と土塁で囲む総構を築いた。堀幅は20~30m、深さ10~15mの規模で、堀の法面は、50~60度の急角度で造られ、堀底に障壁がある障子掘りだった。粘性と保水性の高い関東ローム層でできた総構は滑りやすく、攻めにくい、城内への侵入を阻む防御施設だった。自然の地形を巧みに生かした総構は、小峰御鐘ノ台の標高123.8mをピークとして、丘陵部から海岸線までの広範囲に及び、その中には城下の家屋敷はもとより、領民の居住エリアや籠城戦中でも食糧生産ができる広い田畑も含まれていた。天正18(1590)年、小田原城は豊臣秀吉が率いる16万もの軍勢に包囲されたが、総構が突破を許さず、開城まで3カ月もの籠城に耐えた。

<当日のコース>
小田原駅西口(0.3km・10分)→城山交差点(0.6km・15分)→税務署西交差点 (0.3km・10分)→ 城下張出(0.6km・15分)→山ノ神堀切 (0.3km・10分)→稲荷森(0.3km・10分)→小峰御鐘ノ台大堀切東堀(0.4km・10分)→三の丸外郭新堀土塁 (1.0km・25分)→八幡山古郭東曲輪(0.7km・20分)→小田原駅西口(解散は14時30分頃の予定)


★講師プロフィール★
歴史ライター、歴史さんぽ講師。毎日文化センターでは、「城跡ハイキング」のほか「武蔵野さんぽ」を担当。著書に『首都圏城跡ハイキング』、『関東・甲信越 戦国の名城・古城 歩いて巡るベスト100』(ともにメイツ出版)、『横浜謎解き街歩き』『山手線謎解き街歩き』(ともに実業之日本社)など。
3,520円(税込)
※キャンセルは1週間前まで。それ以降は全額お支払いいただきます。
◆資料代 198円(税込)
◆保険料 160円(税込)
◆郵送料 110円(税込)
受講者に講師著『首都圏 城跡ハイキング』(メイツ出版)をプレゼント!
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