歴史の中の『万葉集』

第1・3金曜日 13:30~15:00
1月16日~4月3日 全6回
〔1/16・30、2/6・20、3/6、4/3〕
※1月は第3・5金曜、3月は第1金曜のみ
武田 比呂男(十文字学園女子大学名誉教授、明治大学兼任講師)
日本最古の歌集『万葉集』のなかで、作られた時期が明らかなうたは新旧で130年ほどの開
きがあります。
それは天皇を中心とした統一国家が成立していく時期や、律令制国家が衰退を始める時期など、激動の時代を含みます。
作者たちの多くが古代の歴史のなかでさまざまに活躍する、天皇とその一族や、古代豪族の末裔氏族に、新進の貴族官僚たちです。
『万葉集』のなかに歴史があるのです。古代の歴史を見据えながら読むことで『万葉集』の新たな魅力が発見できるでしょう。

大伴家持が越中国守となって4年目に入る天平21年(749)、聖武天皇発願の大仏を飾る黄金が出て世は沸き返ります。
7月には阿倍内親王が即位して孝謙天皇となり、藤原仲麻呂が権力を持つようになります。
時代の大きな転換点のなかで家持の歌作も旺盛になる時期の歌を読んでいきます。

古代史や『万葉集』に関するミニ知識満載の講座です。
『万葉集』を通じて古代の人々の息吹を感じてみませんか。

※万葉集を継続して読んでいますが、各回独立した内容ですので、途中からの参加も大歓迎です。

★カリキュラム
第1回 陸奥国より黄金出せる詔書を賀ぐ歌(巻18・4094~97)
第2回 吉野への行幸のために予め作る歌(巻18・4099~4100)
第3回 京家に贈る真珠の歌(巻18・4101~5) 
第4回 史生尾張少咋を教え諭す歌(巻18・4106~09) 
第5回 橘の歌(巻18・4111~2)
第6回 雨乞いの歌(巻18・4122~24)


★講師プロフィール
日本古代文学、民俗文化専攻。著書に『仏法と怪異 日本霊異記の世界』、共著書に『躍動する日本神話』、『シャーマニズムの文化学』、論文に「大伴家持の祈雨歌小考」、「流離する貴種の論理ー折口信夫論の試みー」など。
21,120円(税込・6回分) 
※別途、設備使用料990円(税込・6回分)がかかります。
◆資料代 660円(税込・6回分)
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