歴史の中の『万葉集』

第1・3金曜日 13:30~15:00
4月17日~6月19日 全6回
〔4/17、5/1・15・29、6/5・19〕
※5月は第1・3・5金曜
武田 比呂男(十文字学園女子大学名誉教授、明治大学兼任講師)
日本最古の歌集『万葉集』のなかで、作られた時期が明らかなうたは新旧で130年ほどの開
きがあります。
それは天皇を中心とした統一国家が成立していく時期や、律令制国家が衰退を始める時期など、激動の時代を含みます。
作者たちの多くが古代の歴史のなかでさまざまに活躍する、天皇とその一族や、古代豪族の末裔氏族に、新進の貴族官僚たちです。
『万葉集』のなかに歴史があるのです。古代の歴史を見据えながら読むことで『万葉集』の新たな魅力が発見できるでしょう。

今期は、大伴家持の越中国守時代の代表作の一つ「春の苑 紅にほふ桃の花 下照る道に出で立つ娘子」を含む、巻十九の巻頭にまとまって載る、「越中秀吟」を中心に、天平感宝元年(749)~天平勝宝2年(750)にかけての歌を読んで行きます。
越中での生活も4年を超え、歌人家持に成熟が訪れようとしているようです。

古代史や『万葉集』に関するミニ知識満載の講座です。
『万葉集』を通じて古代の人々の息吹を感じてみませんか。

※万葉集を継続して読んでいますが、各回独立した内容ですので、途中からの参加も大歓迎です。

★カリキュラム
第1回 七夕の歌(巻18・4125~26)
第2回 池主の戯れの歌四首、更に来贈する二首(巻18・4128~4131、4132~33)
第3回 越中秀吟(巻19・4139~50)
第4回 大鷹と鵜の歌(巻19・4145~4158)
第5回 旧江四部作(巻19・4159~4165)
第6回 霍公鳥と時の花を詠む歌(巻19・4166~4168)


★講師プロフィール
日本古代文学、民俗文化専攻。著書に『仏法と怪異 日本霊異記の世界』、共著書に『躍動する日本神話』、『シャーマニズムの文化学』、論文に「大伴家持の祈雨歌小考」、「流離する貴種の論理ー折口信夫論の試みー」など。
21,120円(税込・6回分) 
※別途、設備使用料990円(税込・6回分)がかかります。
◆資料代 660円(税込・6回分)
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