歴史の中の『万葉集』

第1・3金曜日 13:30~15:00
7月3日~9月18日 全6回
〔7/3・17、8/7・21、9/4・18〕
武田 比呂男(十文字学園女子大学名誉教授、明治大学兼任講師)
日本最古の歌集『万葉集』のなかで、作られた時期が明らかなうたは新旧で130年ほどの開きが
あります。
それは天皇を中心とした統一国家が成立していく時期や、律令制国家が衰退を始める時期など、激動の時代を含みます。
作者たちの多くが古代の歴史のなかでさまざまに活躍する、天皇とその一族や、古代豪族の末裔氏族に、新進の貴族官僚たちです。
『万葉集』のなかに歴史があるのです。
古代の歴史を見据えながら読むことで『万葉集』の新たな魅力が発見できるでしょう。

今期は、越中の国守の任も終わりに近づきつつある、天平勝宝2年(750)の大伴家持の歌を読ん
でいきます。
妻に代わって歌を作ったり、伝説の女性を歌ったり、大伴池主との交流を含め、多彩で旺盛な作歌活動を辿ります。
古代史や『万葉集』に関するミニ知識満載の講座です。『万葉集』を通じて古代の人々の息吹を
感じてみませんか。

※万葉集を継続して読んでいますが、一回一回独立した内容ですので、途中からの参加も大歓迎です。

★カリキュラム
第1回 家婦が京に在す尊母に贈るために誂えて作る歌(巻19・4169~70)
第2回 大伴池主に贈る霍公鳥の歌(巻19・4177~79)
第3回 布勢の水海に遊覧して作る歌(巻19・4187~88)
第4回 水鳥を大伴池主に贈る歌(巻19・4189~4191)
第5回 処女墓の歌に同ずる歌(巻19・4211~4212)
第6回 聟・藤原二郎の慈母を喪いつるを弔ふ歌(巻19・4214~16)


★講師プロフィール
日本古代文学、民俗文化専攻。著書に『仏法と怪異 日本霊異記の世界』、共著書に『躍動する日本神話』、『シャーマニズムの文化学』、論文に「大伴家持の祈雨歌小考」、「流離する貴種の論理ー折口信夫論の試みー」など。
21,120円(税込・6回分) 
※別途、設備使用料990円(税込・6回分)がかかります。
◆資料代 660円(税込・6回分)
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